今、欧米で短時間の内に数セット、
高い強度の運動を行う
Tabataprotocolというトレーニング
が流行しています。
この日本人の名前を冠した
トレーニング方法は
元々はスピードスケートの
日本ナショナルチーム
ヘッドコーチだった
入澤孝一先生(現高崎健康福祉大学)
が考案したトレーニングの
科学的有効性を田畑先生が
論文で発表したものがベースになり
タバタ式トレーニングとして
誕生したものです。
それが海外のトレーニングマニアや
アメリカの医師の間で
短い間で科学的効果が期待できる
トレーニング法として認知され
ヨーロッパ、ロシア、ブラジル、
韓国などでブレイクし、
日本に逆輸入されてきました。
いわゆる今流行のHIIT
(High Intensity Interval Training)
高強度インタ-バルトレ-ニングです。
元祖タバタ式トレーニングとは
最大酸素摂取量の170%の
高強度の20秒間の運動と
10秒間の休息を8回繰り返す4分間の
トレーニング。
最大酸素摂取量の170%の高強度
とは400mを全力疾走するくらいの
強度です。
田畑先生が研究した結果
このトレーニングの効果は目覚ましく
週4回 6週間行うことで
持久力を示す有酸素性エネルギー
(最大酸素摂取量)が
10%中距離の能力を示す
「無酸素性エネルギー(酸素借)」が
30%も改善するという結果が
出たとのことです。
タバタ式トレーニングで有酸素性、
無酸素性の両方とも1度に向上すると
いう結果が出たのです。
4分間のタバタ式トレーニングを
1日1回、週2回を6週間行った場合と、
有酸素運動60分週5回、
6週間行った時とで同程度の
最大酸素摂取量の上昇が認められたが、
有酸素運動の方は酸素借、
つまり無酸素性の運動能力の上昇は
認められなかったと報告されており、
最近の研究ではタバタ式トレーニング
は週2回でも効果があることが
分かっておりますので、
アスリートでなくても行えるのでは
ないでしょうか。
最大酸素摂取量が上がるため、
糖代謝(インスリン感受性)が上がり、
糖尿病などの生活習慣病予防に
なるとも言われています。
NHKのあさイチでは4分で1時間の運動をするのと同じ効果があると紹介されたようです。
運動が終わった後でも12時間ほど続けてエネルギー代謝の高い状態が続き、カロリー消費の促進筋力や筋持久力のアップ、
心肺機能の向上などあらゆる効果を1日たったの4分で得られることから
アスリートからダイエットや健康目的の方まで多くの方に実践されています。
私の見解ですと
筋肉の運動神経疎通向上
小脳の能力向上などの効果もあると
感じております。